チケットサプリ、FUJIMI…サプリ系スタートアップの薬機法違反&炎上が相次いでいる件について
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さて今日は、
最近主にTwitter界隈で問題になっていることについて僕の考えを整理したいなと思ってブログを書いています。
具体的に何が起こっているのか?というと、
健康や美容に関する「サプリメント」を販売するスタートアップ企業が
その広告やPR手法に『薬機法違反』が多々見られると指摘されて、
それによるいわゆる「炎上」が相次いで起こっています。
先週17日には女性の生理時の栄養補給に着目した「チケットサプリ」を販売するILLUMINATEが、
【当社商品「チケットサプリ」の表示に関するお知らせ】ILLUMINATEhttps://t.co/zklpkgbOEJ
— ILLUMINATE イルミネート (@illuminate_with) February 17, 2021
みなさまにご迷惑とご心配をおかけすることとなりましたことを深くお詫び申し上げます。
ご質問や不安な点がある方は上記リンク内のフォーム、またはLINEよりお問い合わせください。
昨日25日にはオンライン診断からパーソナライズした美容サプリを提供する「FUJIMI」が、
【不適切な表現に関するお詫び】https://t.co/3OEWZ3jnlq pic.twitter.com/qh2KNYxubk
— FUJIMI(フジミ)公式 (@fujimi_me) February 25, 2021
それぞれ公式Twitterアカウントや公式ホームページ等にて謝罪を表明しています。
詳しいことはTwitterで色々関連の記事などを調べていただければ分かるかなと思うので割愛しますが、
今日はこの一件について僕の考えをお話したいと思います。
◎『サプリメント』についてのかずのすけの見解
まず最初に、
『サプリメント』の扱いについてかずのすけがどう考えているのかというのを最初に整理したいのですが、
先ず基本的に、僕は「サプリメント」…いわゆる『健康食品』と言われるものについては
美容や健康目的においてはあまり推奨することはありません。
僕のTwitterやブログを長くご覧いただいている方はよくご存知だと思いますが、
僕自身サプリメントについてはかなりシビアな見解を持っています。
過去に↓こんなツイートもしているくらいですね。
十分な安全性や有効性の根拠の乏しいサプリメントに関しては、僕は「飲まない方が良い」と考えています。
— かずのすけ (@kazunosuke13) May 28, 2019
『効果があるかないかよく分からないけど飲まないより飲んだ方が良いだろう』という考え方はリスキーで、しばらく服用して効果がよく分からないものはキッパリと服用をやめるべきです。
そもそも「サプリメント」というのは『健康食品』と言われるもので、
一応の枠組みとしては
・(ただの)健康食品
…特に届け出や公的な認可等は何もなし
・栄養機能食品
…国が定めた特定の栄養素を含有している場合はその効果を国の定めに応じて記載してもいいが、特に届け出や公的な認可等はない
・機能性表示食品
…企業の研究に基づいた有効性を、企業の責任において表示してもよい。消費者庁に届けるが、公的な認可はない
・特定保健用食品(トクホ)
…企業の研究に基づいた有効性を消費者庁に審査してもらい、特別な認可を得たものにのみ表示できる
という種類がありまして、
有効性のエビデンスレベルとしては上から下に行くほど信憑性の高いものになります。
(栄養機能食品と機能性表示食品は同等という感じですが)
ちなみに、
よく混同して、例えば僕が推奨しているタケダのビタミンC錠剤とかビタミンB系錠剤のようなものを「サプリ」って言う人もいるのですが、
これは「第3類医薬品」で、サプリではないです。
指定通りに飲めば副作用は基本的になく、日常的に飲むことを前提に作られてはいますが、
一応『医薬品』の一種です。
ただ、これも上記のサプリメント類と同じ軸に置いたとしたら、
「医薬品」というのは最も有効性や安全性のデータの精密性が求められるもので、
厚生労働省という厳格な行政機関の公的な承認が必要となるため
上記の中では最もエビデンスレベル及び信憑性の高いものです。
この中で、かずのすけ的に「飲んでも良いかな」と判断するラインというのは、
最低でも「機能性表示食品」です…が、
とは言いながら僕自身は日常的に飲んでいる機能性表示食品はありません