ブタペストで思い知る。発酵調味料やおだしに【どれだけ癒され、生かされているか】
|香川▶︎ブタペスト。移動時間は24時間超え…!
わたしの住んでいる香川県(高松空港)から2回の乗り換えを含めて、26時間もかかってたどり着いたブタペスト。
滞在する家のオーナーさんから教えてもらったのに、コンロの火がうまくつかなかったり、
集合住宅の中にある家なので、どのフロアのどこのドアが自分の住まいか分からなくなったり…
不安でいっぱいになってズーンとなりました。
いや、海外に来た初日なんてこんなもんだって分かってるのに、最後の旅から3年も月日が流れてしまうとその感覚さえ忘れてしまうもの…。
でも、熱いお湯をたっぷり貯めてバスタブに入ったら極上の幸せで、いつまでもこの温かさの中に浸かっていたいと思いました。
(バスタブ付きの部屋を選んだわたし天才!と自分を褒めて元気を出す)
|ヘトヘトだけど、ホッとするごはんが食べたい
お風呂でポカポカになって気力がすこし回復したところでご飯作りスタート!
食材をスーパーで買ってきてあったので、持ってきた調味料やだしパックを駆使してせっせと作ります。
・鍋で炊いたごはん
・しょうゆとケチャップとパプリカソースで味をつけた豚そぼろ
・だしのきいたネギのお味噌汁
(Basic講座で作る2週間で出来る味噌を持参)
・フレッシュサラダ
『はぁぁぁ〜!!なんて幸せなのぉ〜!!』と1人だけどあえてつぶやいてみました。
|「幸せのかたまり」を大切にしようと思えた瞬間
直火で炊いたごはんやおだしは、文字通り心とからだに沁み渡りました。
いや、もっと奥深くの細胞や骨の髄までエネルギーが満ちたと言っても過言じゃないくらい…!
長すぎる移動でガッチガチにこわばってた心とからだをほぐしてくれたんです。
やっぱりわたしは作って食べることが大好き。
料理というものが、【わたしにとってどれだけ大切なものか。】
そして、発酵調味料やおだしの存在に【どれだけ癒され、生かされているか。】
ふだんの生活の中で、当たり前すぎて見えなくなっていた「幸せのかたまり」を、遠く離れた異国の地にたったひとりで来たからこそ、改めて大切にしようと思えた瞬間でした。
|「あぁ、なんてこった。」前回のウラ話
(赤裸々に綴りますが…)実はわたし、夫が楽しそうにイベントの段取りをしたり進捗を報告してくるのが気に食わなかったんですよ。
今回の旅へ行くと決める前はもう、『わたしには関係ないんだからイチイチ報告してこないで〜』と内心思ってしまってて。
それはつまり、心から楽しそうに好きなことをやっているのが羨ましかったんです。
我慢を重ねるほど、一番身近な大切な人に八つ当たりや、無関心を装ってしまうことって、ありませんか?
本業ならば、わたしに報告するのもわかるけど、そうじゃないから尚更で。
これは本当にマズい、って悟りました。笑
わたし自身が仕事と関係なく、好きなことを自分にやらせてあげなきゃ、大好きな人の活動さえ心から応援出来なくなる、と思ったんです。
わたしは良くも悪くも仕事とプライベートがボーダーレスで、仕事と遊びを絡めてしまう癖があります。
それが悪いことではないけど、仕事に良い影響をもたらすかどうかなんて脇に置いて、やりたいことを
【つまり、旅に出よう】と思ったんです。
思い立ったら吉日とばかりに、2日後にはチケットを予約しました。
自分に好きなことをさせてあげる!と決めたら、夫の報告を聞く時のわたしの意識もエスプレッソにミルクが注がれたように、まろやかに優しくなったんです。
「理想のパートナーシップだよね」とたくさんの方に言われるのですが、こんな一面ももちろんありまして。
きっとわたし、負けず嫌いなんでしょうね〜
「あぁ、なんてこった」な裏話でした。
|発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引
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発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。