世界一予約の取れないレストランデンマークコペンハーゲンのnomaが日本に出店 飯田橋 INUA
私と夫には憧れがありました
それはデンマーク、コペンハーゲンにあるレストランnomaの料理を食べてみたいということ
コペンハーゲンにあるnomaの入り口 人によってはここが世界一?と思う人もいるでしょう
ただnomaは一時、世界で一番予約が取れないとも言われていました。(ひょっとしたら今もかもしれせん。noma目当ての観光客のおかげで、デンマークの観光客が10%増えたとも言われています。)
その訳は、今までの固定概念を覆す様な味や見た目にあるとのこと。
nomaの名前の由来は、 nordisk(北欧という意)、mad(料理)を合わせた造語で、その名のとおり、食文化や調理方法の乏しい北欧で北欧料理というジャンルをnomaの代表レネ・レゼピさんは確立させました。
nomaの代表 レネ・レゼピさん
nomaは、自然を意識した店作りをしています。
レネ・レゼピさん率いるnomaは、まず高級レストランにあるような華美な外観や内装ではなく(テーブルクロス等もありません)、自然を意識し、緑や野花、またそれにあうような北欧テイストのインテリアになっています。
制服も白Tにデニム地のエプロン、ヒゲでぼさぼさの頭に腕にはtatooが入ってるスタッフも沢山います。
そしてサーブされる料理に使用される食材やドリンク類全てオーガニックであり、野菜を中心にしたメニューの中には、シェフ自ら見つけてきた野に咲く花や苔等も使われ、有名なのが時に蟻などの昆虫も出てくるのです!!
しかし、どれもが見た目にも美しく、食べると驚きと感動があると食べた人は言うのです。
3年前、そのnomaが日本のマンダリンオリエンタルに期間限定でオープンが決まったのです。
訳は、京都の老舗割烹菊乃井の主人村田吉弘さんがレネさんを日本によんだ際に、一週間、造り酒屋、豆腐屋、醤油屋、味噌屋、昆布屋、柚子農家等を見学してまわったそう。
レネさんはその際に、旅人としてではなく、ある程度まとまった期間日本で生活したい。日本の習慣の中で食を学びたいと思ったからだとか。
しかし、スタッフも家族もいてどうしたらいいか?
行くと決めたけれどもどこにしよう?と考え、宿もあるホテルを片っ端からあたり、唯一ポジティブな回答をもらえたのがマンダリンオリエンタルだったそう。
マンダリンオリエンタルでのポップアップの募集開始が、nomaのHPから日本時間の深夜だったのにも関わらず予約が殺到し、回線が一日中パンクしっぱなしでした。
最終的にウェイティングリストに並んだ人数は6万2千人。
私と夫もトライしましたが、全く駄目で、、この数字を後で聞いたときは、どうりで取れない訳だよね、、、と思いましたが、それにしても凄い数字!
実際に東京のnomaで食べる事ができた人数は3千人
nomaの為に、世界中から人がマンダリンオリエンタルにやってきたと言われています。
日本中から自分の足で食材を探し回る段階や、開発スタッフの苦悩(後ほど紹介するinuaの代表トーマスさんも開発チームメンバーとして登場します)、nomaスタッフに関して、レネ氏からみた日本などが納められたドキュメンタリーもあります。こちらも面白いので気になる方は是非見てみてください。)
東京のポップアップ以降はオーストラリアや、メキシコ等でもポップアップを開催しています。
メキシコのポップアップの際の映像はこちらから ジャングルの様な森の中にあるレストラン! 楽しそう! 東京やデンマークでのスタイルとは全く違うからやはり追いかけていくファンの気持ちもわかります。
そして、東京でのポップアップ開催から3年
nomaの料理に惚れ込んだというカドカワの社長がレネさんに話を持ちかけ、カドカワとnomaが契約し、nomaの開発部トップだったというトーマスフレベルさんが代表を務める形式で、今年の6月、東京飯田橋にINUAがオープンしました
トーマスさんはレネさんが信用している一人で、INUAの話がなくても、自分は日本に行くと強く決めていたそうです。
トーマスさんの3年かけての日本の食材の研究期間を経てオープンしたINUA
夫が情報を聞きつけて、予約を試みましたが、満席でキャンセル待ち、、
しかし、ある日朗報が!
8月某日 キャンセルが出て席が空いたというのです
それは偶然にも夫の誕生日に近い日でした。
帰省と合わせて、東京に行くことにしました
レストランもカドカワのビルの9階にあります。
入り口はここにレストランが?ってなりますが、それがまた隠れ家っぽくて良いです。
革新的なお料理は、最初の一皿の一口目から現実を忘れさせてくれます。
あたかもどこかに旅に出たかの様な気持ちにさせられました
どのお料理も和を感じさせる要素がちりばめられていました